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小林 英樹 院長

HIDEKI KOBAYASHI

社会人経験を活かし、常に患者さん目線の診療を。かかりつけ歯科医として認定を受け、地域医療にも力を注ぐ

早稲田大学教育学部を卒業後、サラリーマンを経験を経て昭和大学歯学部へ学士入学。卒業後、都内の歯科クリニックで研鑽を積み、2008年、いなほ歯科クリニックを開院(JR南武線「武蔵中原」駅より徒歩2分)。

小林 英樹 院長

小林 英樹 院長

いなほ歯科クリニック

川崎市中原区/上小田中/武蔵中原駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

充実していた20代の会社員生活から転身、子どもの頃憧れた歯科医師の世界へ

小林 英樹 院長

大叔父が歯科医師をしており、赤ひげ先生のように患者さんに優しく接する姿に幼少の頃憧れていました。大学は文系に進み、就職した石油会社では人事部に所属し、労務担当として泥臭くも充実した生活を過ごしていました。そんな30歳を目の前にした時期に、業界を揺るがす合併を当事者として経験したのです。合併発表後の会社間、労働組合との交渉、新会社での人事制度の構築業務は、今振り返ってみても得難い貴重な経験でした。30歳を迎え人生設計を見直そうと考えた時期と重なり、当時独身で身軽だったというのもあったのですが(笑)、合併1年後の3月末に7年間の会社員生活に終止符を打ちました。翌週から10歳ほど歳の離れた学生に囲まれ、二度目の大学生活に戻ったのです。大学時代はこれまで触れたことのない生化学や生理学の授業に四苦八苦しました。あの頃はまさに人生で一番勉強した時期でしたが、この時の努力が今の診療の血となり肉となっています。大学卒業後は、御徒町にある中冨歯科で修行しました。会社時代にお世話になった上司に高校時代の同級生の先生を紹介していただいたのです。卒業後に師事した先生の診療スタイルが、その後の歯科医師としての今後を決めるとよく言われますが、臨床研修制度のまだ無い当時では、中冨先生の診療スタイルが自分の診療スタイルのスタンダードになりました。予防を中心に捉え、最新の診療方法やシステムを取り入れつつも保険の診療を大切に、丁寧に説明をし、治療を行うというという姿勢は今でも常に持ち続けています。インプラント治療については日本のインプラント治療の父と呼ばれる小宮山彌太郎先生のご指導を受けました。小宮山先生の圧倒的な存在感と、その対極にある謙虚な人柄には尊敬の念を抱いております。小宮山先生からは都合により閉院されることとなったご友人の医院を紹介いただき、この地に2008年11月、いなほ歯科クリニック(JR南武線「武蔵中原」駅より徒歩3分)を開院いたしました。お陰さまで開院して10年を経ましたが、こう振り返ってみると節目節目で様々な人の縁によって繋がれ、現在の自分が幸運にも生かされていることを実感しています。

最先端の機器と外部との連携力を活かし、幅広い歯科医療を提供

小林 英樹 院長

クリニックの周囲には住宅街・商店街や大企業があり、子どもから高齢者まであらゆる世代の患者さんが来院されます。開業医は地域医療を担う大切な役割を担っておりますので、痛みや悩みを伴って来院される患者さんの想いに幅広く応えていかねばなりません。そこで当院では虫歯・歯周病・抜歯はもちろんのこと、義歯やインブラント、予防歯科や顎やお口の中のトラブルまで広く対応しています。そのために歯科用CTやマイクロスコープ、光学式う蝕(虫歯)検出装置を導入するなど最先端の機器を導入して診断・治療にあたっております。また、滅菌や感染予防においては、世界最高水準のクラスB基準の滅菌装置を保有、治療器具だけでなく歯科用ハンド―ピースまで個別滅菌をしています。このように総合病院の口腔外科レベルの設備も整えておりますが、高度な難抜歯症例や専門性が必要な根の治療、口腔外科において精密検査が必要なケースまた全身管理が必要なケースは、患者さんの為に専門医の診断・治療にお任せした方が良いこともあります。当院では、最寄りの関東労災病院、川崎市立井田病院、川崎市立川崎病院、昭和大学歯科病院、国立病院機構東京医療センターといった地域の中核となる病院と密に連携をとり、精密検査や最善の治療を紹介できる体制にあります。患者さんにはお口や顎のトラブルが生じたら「まず、いなほ歯科で診てもらおう」と思ってもらえれば幸いです。

エビデンスに基づいた診断と丁寧な説明

小林 英樹 院長

治療に際して最も気をつけていることは、できるだけわかりやすく丁寧に説明を行うことです。「診療時に何が行われているかよくわからないというような不安」をできるだけ取り除き、安心して医院に通っていただくことが、歯科医師と患者さんの信頼関係を築く第一歩であると考え、ここに多くの時間を割きます。具体的には、患者さんが現在抱えている「痛み」「辛さ」「不安」を問診票に記載いただいた内容を参考にしながら、直接お話しをうかがいます。その後、視診・触診・打診・エックス線診・電気診・光学診等を多角的に行うことで原因を明らかにし、客観的な結果に照らし、診断を下します。患者さんへの説明は各ユニットに備えてあるモニターを使い、時にはアニメーションや模式図、模型等を利用しながらご説明します。当然ですが、説明と治療の同意をいただかない限り診療は先に進みません。インフォームド・コンセント(説明と同意)という言葉を皆さんもお聞きになったことがあるかもしれません。当院では他のスタッフも含め、この言葉を愚直に守っています。

「かかりつけ歯科医」として、地域医療と地域保健に貢献したい

当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として厚生労働省より認定を受けています。2016年度に新設され。2017年度で全歯科医院の1割程度が認定されていますが、2018年度から新しい施設基準が設けられ、そのハードルはさらに高くなっているようです。当院は新設当初より認定を受けていますが2019年1月に新しい施設基準をクリアし、更新いたしました。また、横浜市港北区にある菊名記念病院へ週一回赴き、心臓血管手術前後の患者さんの口腔ケア(周術期口腔機能管理)をこれまで6年間続けてまいりました。
地域保健活動としては、日本一の生徒数(約1500名)を誇る川崎市立西中原中学校の校医を担当している他、川崎市歯科医師会の活動を通じて、川崎市の乳幼児健診・歯周疾患健診・歯っぴーファミリー健診(妊婦とパートナー健診)・口腔がん健診等を担当しております。

これから受診される患者さんへ

治療した患者さんから「しっかり噛めるようになりました」「すっかり痛みがなくなりました」「口元を気にせず笑えるようになりました」などと感謝される時が歯科医師に転身して良かったとしみじみ感じられる至福の時です。
サラリーマン時代には仕事に没頭するあまり歯科の検診・治療をおろそかにする自分がいました。一方、虫歯や歯周病は重度に至る前に検診・治療することがいかに大切かをその後十数年の歯科医師の経験で深く学んでいます。サラリーマンの時代の患者さんの立場や目線を忘れずに、できるだけ医院に足を向け受診いただけるよう、技術・知識の研鑽、設備・器具の充実、サービスの改善等に取り組んでいきたいと思っています。
近年「オーラルフレイル」という言葉が聞かれるようになってきました。一般的に「お口の衰え」と言われるものですが、お口の衰えが全身の衰えに大いに関連していることがわかってきました。川崎市歯科医師会では6月初旬の「歯と口の健康週間」に合わせ「お口の健康フェア」を川崎市とともに毎年開催しています。2019年は6月9日(日)に中原市民館で「家族みんなでフレイル予防」というテーマのもとに開催されますが、当院としましてもオーラルフレイル予防の啓発・実践には今後も力を入れていきたいと思っています。
当院はJR南武線武蔵中原駅から徒歩3分の中原街道沿いにあります。水曜日を除く平日は午後8時まで、土日も午後5時まで診療しております。最近では特に夜間や土日の予約が取りにくくなっており、ご迷惑をおかけすることも多く大変申し訳なく思っておりますが、数ある歯科医院の中から「いなほ歯科クリニック」に関心をもっていただいたすべての患者さんの想いに応えられるよう、力を尽くしてまいりますので、お気軽にご相談いただければと思います。


※上記記事は2019年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小林 英樹 院長 MEMO

  • 出身地:石川県金沢市生まれ、埼玉県入間市育ち
  • 趣味:子どもとプラモデル作り(現在ハコスカ制作中)、旅行
  • 好きな本:基本的にオールジャンル、最近は『いつの日も泉は湧いている』(盛田隆二)
  • 好きな音楽:80年代・90年代の洋楽
  • 好きな場所:スキー場(学生時代はペンションで居候をしていました)
  • 関心事:日本のキャッシュレス決済の行方(実践として2019年4月より保険を含むすべて の診療費の支払いで、クレジットカード・ICカード等のキャッシュレス決済を可能にしました)

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