鈴木 幸一 院長への独自インタビュー

地域に根差した診療を続けて、30年あまり

『鈴木歯科クリニック』を開設したのが1986年でしたから、この地域で診療を続けてもう30年以上になるでしょうか。当初は、ここから少し離れたビルで診療していたのですけれど、あいにくそのビルにはエレベーターが付いていなかったんですね。クリニックと同じように、来院される患者さんも年齢を重ねていくなか、みなさまに階段を上り下りしていただくことに心苦しい気持ちがありました。そのため、ずっと「エレベーターがあるテナント」を探し続けて、ご縁があったのが駅前に建つこのビルだったんです。
以前のクリニックからは200メートルほどの距離ですけれど、「近くなった」と喜んでくださる患者さんがいる一方で、「少し遠くなった」というご意見をいただいたり（笑）。それでも、しばらくお顔を見られなかった患者さんが、杖をついてお越しくださることもあり、やはり移転をして良かったなと思います。駅を降りてすぐという好立地ではあるものの、私としては「駅前」よりも「エレベーターつき」というのが最高の条件だったんです（笑）。

歯科医療を通して、地域のみなさまのQOL（生活の質）向上をめざす

当院では、小さなお子さんからご高齢の方まで、患者さんそれぞれのライフステージにあわせて幅広い診療をおこなっています。いわゆる「町の歯医者さん」と言いますか、こじんまりとしたクリニックではありますけれど、患者さんのご希望をていねいに伺いながら、地域のみなさまのQOL向上をお手伝いできればと思います。
歯科における治療法が確立した今、虫歯や歯周病などの症状であれば、どの歯科医院にかかっても同じレベルの治療が受けられるでしょう。もちろん、当院でもこうした基本的な治療をはじめ、インプラントなど専門性の高い治療にも対応し、矯正治療については専門医の先生にお越しいただいています。私自身の30年以上の経験をベースに、たくさんの引き出しの中から、いろいろなカードを出して、患者さんにご提示するという感じでしょうか。患者さんのお口の中の状態、年齢や生活環境なども考慮して、お1人お1人にベストな治療をご提供したいと思います。

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