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長崎 祥吾 院長

SYOGO NAGASAKI

歯を守るためにはセルフケアが不可欠だから
歯科にまつわる正しい情報を発信していく

明海大学歯学部を卒業後、埼玉県や神奈川県の歯科医院で経験を重ねる。2014年、「平間駅」そばに開業。

長崎 祥吾 院長

長崎 祥吾 院長

ワコ歯科・矯正歯科クリニック

川崎市中原区/北谷町/平間駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

社会人生活を経験して、医療の道へ

長崎 祥吾 院長

私は一度、大学の経済学部を卒業し、一般企業に就職した経験があるのですが、社会人となって仕事をする中で、腰を痛めてしまったことがあるんですね。立ち仕事を続けることが難しくなり、転職するにもなかなか厳しい状況で。新しい仕事に就くためには「何か手に職を」と考えたとき、医師である父と同じように、医療の道に進むことを選んだのです。
大学卒業後は勤務医として診療をはじめ、いくつかのクリニックで診療する中で、院長という立場を任されたこともありました。そうしたさまざまな経験をふまえて、2014年に『ワコ歯科・矯正歯科』を開設しました。

虫歯と歯周病の予防を第一に考え、正しい情報を発信していく

長崎 祥吾 院長

当院では、虫歯と歯周病の予防を第一に考えた診療をおこなっていますが、今のスタイルに至ったのは、予防歯科の第一人者である熊谷先生のお話に感銘を受けたためでした。歯科に対する意識の高まりや少子化などの影響から、今や子供の虫歯は15年前の10分の1以下にまでなりました。一方で、歯科医療は日々進化を続けていて、高度な治療法や最先端の歯科材料が次々に開発されます。とは言え、基本的なことに立ち戻って考えれば、そもそも虫歯や歯周病にならなければ、高度な治療など必要ないはずだ、と。私は、そのことに気づいてしまったというわけです(笑)。
それからは、自分への投資の意味でセミナーなどにも積極的に参加し、治療を始める前には必ず「患者さんの虫歯・歯周病リスクを把握してコントロールする」という、今の診療スタイルが出来上がりました。初診でいらした患者さんが痛みを訴えている場合には応急処置をいたしますが、基本的には染め出しや唾液検査によってお口の状態をしっかりと把握した上で、毎日のセルフケアをご指導したり、生活習慣の改善などをアドバイスします。当院ではこうした考えのもとに診療していますが、ご理解いただけますか―? 私たちがこうお聞きすると、検査や教育指導を断念してお帰りになる患者さんもいらっしゃいます。でも、歯科医院は、患者さんに正しい知識をお伝えする教育機関でもあり、大切な歯を守っていくのは、誰でもなく患者さんご本人なのです。私はこのことを、ぜひたくさんの方に知っていただきたいと思っています。

大切な歯を守るために欠かせない「正しい歯磨き法」とは

長崎 祥吾 院長

歯科医院は教育機関でもあるとお話しましたが、ここでみなさんに正しい歯磨きの仕方についてお話したいと思います。みなさん、歯磨きをするとき、歯ブラシを水でしめらせてから歯磨き粉をつけていませんか? 実は、このやり方は間違いです。歯ブラシが水分を含んでいると歯磨き粉のフッ素成分が薄まって、虫歯予防の効果が低下してしまいますので、ぜひ乾いた状態の歯ブラシをお使いください。歯磨き粉は、年齢に応じた高濃度のフッ素入りを選び、歯ブラシにたっぷりとつけます。例えば、大人なら1450ppmの歯磨き粉を歯ブラシに2cm程度つけるのが良いでしょう。そして歯を磨き終わったら、うがいは少なめの水で一回だけにします。こうすることで、フッ素の効果が最大限に発揮されて、虫歯の予防効果がアップするのです。
歯ブラシの使い方をご理解いただけたら、次はデンタルフロスと歯間ブラシです。歯ブラシ1本では、虫歯になりやすい歯と歯の間の汚れを取ることができませんから、磨き残しが多い部分もしっかりケアをして、さらに「フッ素うがい」を心がけていただきたいのです。こうした日々のケアを毎日おこなうのは大変だと感じる方も多いでしょうし、それならば数ヶ月に一度歯科医院に足を運んで歯石を取って貰えばいい、と考える方もいらっしゃるでしょう。でも、大切な歯を守るのは、患者さんご自身によるセルフケアが9割、私たちはほんの1割程度のお手伝いしかできません。毎日のセルフケアがいかに大切か、ごうかご理解いただきたいと思います。

大切な「歯を削らない」ことも治療の選択肢の1つ

毎日の口腔ケアの方法について、「今まで知らなかった」「間違った方法で磨いていた」という方も多いのではないでしょうか。実際に、当院の患者さんの中にも、デンタルフロスを使いはじめて、その気持ち良さのあまり「もうデンタルフロスなしでは生きられない」なんておっしゃる患者さんもいらっしゃるんですよ(笑)。ただ、実はデンタルフロスは歯周病のコントロールをする為のものであって、虫歯を予防するものではないんです。痛みを伴わない虫歯に関しましては、フッ素うがいやフッ素入り歯磨き粉によって、虫歯の進行を食い止めることができます。また、お口の中が良い状態にコントロールできれば、歯を削らずに、フッ素入りのセメントを詰めて経過を観察するという方法を選択することもできるでしょう。患者さんからすると、「削って・詰めて」という方が治療として分かりやすいかもしれませんが、私は患者さんに正しい口腔ケアをお伝えする教育や、症状を正しく見極めて歯を削らないという選択をすることも、立派な治療であると考えています。
私は自分のクリニックの宣伝をするつもりは全くありません。歯科の分野は多くの治療法が確立していますので、単に治療だけを考えれば殆どの歯科医院で大きな差はない、と個人的には考えています。
患者さんには「治療だけ」で歯科医院を選ぶのではなく、虫歯や歯周病の予防、つまり「なぜ人は虫歯、歯周病になるのか」「なぜ貴方は虫歯、歯周病になってしまったのか」「今後どうすれば虫歯、歯周病のリスクを減らせるか」を説明してくれるか、そして具体的な毎日のセルフケアについてもキチンと教えてくれるかどうかを判断基準にして頂きたいと思います。

これから受診される患者さんへ

『ワコ歯科・矯正歯科』は「平間駅」から徒歩30秒と、非常にアクセスのよい場所にあります。月曜日から土曜日(水・休)は夜9時まで、隔週で日曜日の診療もスタートしましたので、仕事やプライベートに忙しい方にも通院していただけるのではないでしょうか。セルフケアの基本は、フッ素うがい、フッ素入り歯磨き粉等適切なフッ素の使用が虫歯予防に繋がり、デンタルフロスや歯間ブラシによる「プラークコントロール」が歯周病のリスクコントロールに繋がります。こうした予防歯科がなぜ大事なのか、患者さんお1人お1人にお伝えしていきたいと考えていますので、何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

長崎 祥吾 院長 MEMO

  • 出身地 :長崎県
  • 趣味:登山
  • 好きな本 :沢木耕太郎『凍』
  • 好きな映画:MERU/メルー
  • 好きな音楽やアーティスト:流行っている歌をyoutubeで聴く
  • 好きな場所や観光地 :富士山
  • 好きな言葉:なるべく削らない なるべく抜かない

グラフで見る『長崎 祥吾 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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