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坂根 健志 院長

TAKESHI SAKANE

循環器専門医ならではの生活習慣病管理
最新の医療動向も常にウォッチしています

島根大病院、榊原記念病院、聖マリアンナ大東横病院で循環器専門医として勤務した後、中原区に「さかね内科クリニック」を開業。(武蔵新城駅から徒歩14分、武蔵中原駅から徒歩15分)
専門医ならではの豊富な知識と経験で、みなさまの心臓を守ります

坂根 健志 院長

坂根 健志 院長

さかね内科クリニック

川崎市中原区/宮内/武蔵新城駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●循環器内科

眼の前で苦しんでいる方をすぐにお助けできるように….そんな気持ちで選んだのが循環器内科

坂根 健志 院長

当初は他大学の工学部に在籍しました。しかし勉強を進めていくうちに、やはりコンピュータや装置物よりも人間と接する仕事に就きたいと考えるようになり、医学部に入りなおしたのです。幸い同学年にもそのような「転向組」の人がいて、あまり年齢差を感じずに仲間入りすることができました。

専門は循環器内科です。研修中の循環器内科で循環器そのものと指導医のお人柄に強く惹きつけられました。循環器内科は、他の分野に比べて治療の反応が見えやすいことも決め手でした。自分の性格に合っていると思ったのです。治療過程で病状がどんどん変化し、結果が早く眼に見えてわかりやすいことにも大きな興味を覚えました。医師である以上は、眼の前で救いを求めている方をすぐにお助けできるようにしたい……そんな気持ちもありました。しかしわたしが学んでいた島根大学ではまだ救命センターや救急医学講座が整っておらず、当時救命処置が適切にできるのは麻酔科と循環器内科だけでした。そして最終的に循環器内科を選びました。

卒業後は心臓の専門医(循環器専門医)として、島根大学病院、榊原記念病院、聖マリアンナ医科大学東横病院で研鑽を重ね、高血圧、動脈硬化、不整脈、狭心症、心筋梗塞などの疾患と、一般内科の診察に携わってきました。そして機が熟したと感じた2012年5月に開業の運びとなりました。調べてみますと、東京スカイツリーの開業日とたまたま同じなんです。一生記憶に残る日となりました。

このクリニックは、もともと長年地域医療に貢献してこられた「おぎわら医院」を継承したものです。引退するにあたり、院長の荻原先生が引き継ぎの医師を探しておられ、幸いこのクリニックを引き継がせていただくことになりました。

地域医の役割は、患者さんのご不安の解消

坂根 健志 院長

診療方針は、(1)みなさまの健康を追求すること、(2)心が通った医療で安心をご提供すること、(3)地域に信頼されるクリニックであること、です。月並みではありますが、街中のクリニックの一番の使命は患者さんのご不安の解消ではないかと思います。体の具合が悪ければ必然的に笑顔は消えますし、深刻に考えてしまう分、本来かかられている病気以上に症状を重く感じてしまうこともあります。ですので、まずは初診で現在感じていらっしゃる症状(主訴)のほか、生活習慣、そしてご家族の既往症まできちんとお聞きし、的確な診断をするよう気を配っています。
的確な診断のためには、最新の医療情報を常に取り入れて、知識を常にブラッシュアップさせていかなければなりません。当院を選んでお越しいただいた以上は、少しでもご不安を軽減し笑顔でお帰りいただけるよう、努めていきたいと思います。
できるだけひとりひとりの患者さんを覚えていたいので、カルテにはちょこっと「野球ファン」とか「スキーが得意」などメモしています。時間があるときは、昨晩の野球の試合結果などを話しながら患者さんのご様子を拝見できるからです。そんなささやかなコミュニケーションも、地域医の役割ですね。そうして話をしているうちに、患者さんの方から「そういえば最近こんなことが気になるようになって......」と相談されることもあります。不安に思っていらっしゃることは、少しでも聞き洩らさないようにしたいですね。

患者さんが安心して集まれる空間に

坂根 健志 院長

開業にあたって、この建物をフルリフォームしました。昔通ったことがある病院は、照明が薄暗く分壁はいつも灰色に見え、気分が沈む印象を持っていたのです。そこで自分が開業するときは、解放感のある明るい雰囲気のクリニックにしたいという希望を持っていたので、クリニックカラーはオレンジとグリーンにして、明るく見えるように白の壁紙にしました。「おぎわら医院」さんからそのまま引き継いだ建物は、幸い入り口が2階と吹き抜けになっていて解放感が感じられます。ただ吹き抜けすぐ下のお席は、冬場寒いのが困りものです。毎年よりよい防寒について、スタッフと相談しています(笑)。

循環器専門医ならではの疾病管理

循環器疾患は、喫煙や食事、運動などとの関連が深く、生活習慣に直結した疾患です。言い換えると日頃の習慣の改善指導が大切な病気であるともいえます。先ほども申し上げました通り、患者さんからはふだんのご嗜好や生活習慣をお聞きするのですが、これ以外に動脈の硬さから血管年齢を測定する血圧脈波検査や頸動脈エコーを行い、早期診断と疾病の管理をしています。
生活習慣病は消化器内科をはじめどの内科でも治療が可能だと思うのですが、わたしは長年循環器疾患に携わってきましたので、心臓疾患や動脈硬化につきましては専門医の立場でより深く詳細に診察できると自負しています。動脈硬化予防の一環として、禁煙治療や睡眠時無呼吸症候群の検査や治療にも注力し、動脈硬化をトータルマネージメントしていきたい所存です。動脈硬化はすぐに症状は出ませんが、心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性のある恐ろしい疾患です。生命に関わる疾患の可能性を排除するためにも、動脈硬化を予防していきたいと考えています。何か気がかりなことやご相談があれば、気軽にいらしてください。

地域医療で最も大切にしたい「予防医療」

例えば、こちらは企業医の先生から伺ったお話ですが、「生活習慣病で治療が必要な人のうち90%以上は、受診していない」のだそうです。生活習慣病は症状がほとんど出にくかったり、症状が出ていても自覚されない方が多く、受診率が低いという傾向にあるためです。生活習慣病を指摘されましたら、症状がなくても相談にいらしてください。すぐに投薬開始というわけではなく、生活習慣の改善から始めていきたいと思います。
高度な精密検査が必要な場合、当院では近隣の大学病院に直接検査予約をお取りし、フィードバックされた検査結果を再び当院でご説明するようにしています。こうすることにより、患者さんは大学病院には検査で脚を運ぶだけになり、ご自身で予約を取ったり受診に出向く「煩わしさ」から解放されます。手術や入院が必要なときは、以前勤務していた聖マリアンナ医大東横病院にお願いすることも多いです。現在も週1回同病院で外来の患者さんを診させていただいていますので、当院から治療でお送りした患者さんが入院されている場合、ご様子を伺いに行くことがあります。また手術担当医にも知り合いの先生が多く、ふだんコミュニケーションがきちんと取れている分、安心してお願いできます。

※上記記事は2018年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

坂根 健志 院長 MEMO

  • 出身地:島根県
  • 趣味・特技:ジョギング・サイクリング・スポーツ観戦(ラグビー、広島カープ)
  • 愛読書:池井戸潤
  • 好きな場所:自宅、田舎

グラフで見る『坂根 健志 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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